法学部×地方出身ゼミ生対談ー学生でも地方を変えられる?ー(前編)

今回は瀧本ゼミ8.5期、中央大学法学部2年の佐藤花菜さんに話を聞いていきます。10月3日に行われる第1回説明会「保育で日本を変える!これからの時代に求められる保育サービスとは?」で発表する政策を立案した一人が佐藤さんです。去年秋に入ゼミして磨かれたスキルや法学部生が政策分析をやる意義、瀧本ゼミの政策提言を地方に広げていく可能性などについて、佐藤さんと同じく地方出身・法学部の8期堀江との対談形式で語っていただきます!

堀江のインタビューはこちらからご覧になれます

留学は本当に価値があるものか?と悟った

ー(堀江)今日はよろしくお願いします。佐藤さんは秋から政策ゼミに入られましたが、ゼミに入ったきっかけってあるんですか?

(佐藤)大きく分けて二つですね。一つは、本当に自分にとって価値があることがしたいと思ったからです。第一志望の大学に入ることができなかった反動もあり、最初は他の同期に負けないようにとにかく何かをしたいと思っていました。そこで、当時は教育格差に興味があったのでマレーシアに研究留学に行ったんですね。留学って人気ですし、一見何かを得ることができそうじゃないですか(笑)現地では、都市部や地方の学校等を回って過ごしました。勿論有意義な経験ではあったのですが、帰りの飛行機で、自分が、今、留学に行った意味ってどれくらいあったのかな、と悟ってしまったんですね。結構自分が調べたことってOSINT(オープンソースインテリジェント・公開情報をもとにしたリサーチ)で出てくる情報が多かったんです。それと、そもそも教育格差が大きな社会問題だという勝手な前提でこれまで研究に取り組んできたんじゃないかと気づきました。周りは留学に行ったことに満足していたんですが、自分は本当にこの状態で満足していていいのかなと思いました。そこで、いわゆる良いとされているものに食いつくのではなく、今の自分にとって必要で価値があると思える、本当に成長できる所に行こうと考え入ゼミしました。後、大学が都心から外れているので、全体的に大学を中心に時間が流れているというのも大きかったですね。一歩大学の外に出て、他大生の中で1人頑張ってみようと思いました。

ー(堀江)入学早々、OSINTの重要性に気づかれたわけですね。確かに、瀧本ゼミでは社会問題をリサーチするときに公開情報をメーンにリサーチしますね。僕も、意外に公開情報で調べられる範囲は広いことに入ゼミ当初驚いた記憶があります。教育格差問題が重要だという前提を考えずに行ってしまった話は興味深いです。ゼミでリサーチする際には、調べている社会問題が社会に与えている影響が大きいのかどうか、解決すべきと設定した問題は本質的な問題なのか/根源的な解決を図るために着目するのは別の問題ではないのかということを最初に考えていきますね。もちろん、教育格差の解決は影響が大きく、本質的なので重要な社会問題ですが、問題設定のプロセスを経ることは必要ですね。入ゼミされた後一つの理由はなんでしょう?

(佐藤)議論することが楽しそうだからですね。議論をする学生団体は他にもあると思うのですが、解決しないことを議論することに意味を感じられませんでした。瀧本ゼミは実際に社会問題の解決まで行っているので、有意義な議論ができるのではないかと思いました。

ー(堀江)議論の楽しさを求めて入られる方は多い印象ですね。実際に政策提言を行うだけに、徹底的にリサーチはやりますし、ゼミ内議論は白熱しますね。白熱したときはやっぱり話していて楽しいですし、やり切った達成感のようなものもありますね。

リサーチだけでない、ロビイングの魅力

実際入ってみてどうでした?

(佐藤)私が求めていたものそのものでしたね。OSINTをする分には一人でできるんですが、論点の抜け漏れを指摘してくれる存在が大きかったです。レベルが高く、他のゼミ生がバリューを出している環境なので、ピアプレッシャーを常に受けることができるのもかなり刺激になります。

あと、ロビイング(政策提言)が楽しいのもあります。最初はエビデンスリサーチに魅力を感じ入ゼミしたのですが、今はロビイングが面白いですね。ロビイングの面白さは、提言した政策を採用してもらうときのキーマンを説得するところです。相手にうまく提案が刺さる方法を、仮説を立てながらいろいろ試してみるのが楽しいです。

ー(堀江)ロビイングは大きな魅力ですね。実際に世の中が動くときというのは結構大きなエネルギーが必要だと感じています。エネルギーが必要だ、というのは提案している瀧本ゼミだけではなく、利害関係者含めてのエネルギーという意味ですが。だからこそ、利害が入り乱れる当事者に利益を説いて、いかに味方にしていくのか考えるのは面白いんですよね。

ゼミに入って良かったと思う出来事があればお聞きしたいです!

(佐藤)ちょっとした専門性が得られたことですね。調べるまで全然知見がなかったことでも、徹底的なリサーチをすれば、その特定分野に関して専門家の方が持っているものとほぼ同じような知識が得られることが大きいです。

ふと思い出したんですけど、中学生の頃、生徒会の関係でインフラについてちょっと調べて市議会に提案したことがあったんです。でもその時は全く相手にしてもらえなくて悔しい思いをしました。その点ちゃんとしたものを持っていけばちゃんと話を聞いてもらえる、一学生が専門性も元々ない状態から、短期間で取り組んだ提案でも実際に政策として通る、というのは達成感がありましたね。

ー(堀江)ゼミに入ると自分が調べた分野に関して結構語れるんですよね。僕も特定健診の話とか地震保険の話とか相当自信を持って話せる自信はありますね。これはとあるゼミ生の言葉なんですが、徹底的にリサーチすれば「日本一その分野に詳しい素人」になれる、とか。(笑)他の人の発表を聞いていても少しその分野に詳しい人になれますよね。

(佐藤)他の人の話を聞いていても、ロジカルセンスが磨かれた感じがします。他のゼミ生が発表を持ってきた段階では予備知識ゼロの状態なんですけど、どういったロジックで組み立てられているのか、枠組みの中でどこが一番問題なのかがわかるようになりました。

ー(堀江)瀧本ゼミはロジック重視しますからね。下手な発表は持っていけない意識がありますし。なかなか緊張しますが、ロジックベースで徹底的に議論するのはなんとも言えない満足感ですね。

(後編に続く)

瀧本ゼミ政策分析パートでは秋新歓を実施しています。個別説明会は3日(土)、13日(火)の2回に分け、ZOOM形式で行います。ぜひご参加ください。

参加申し込みフォームは以下のリンクです。

https://forms.gle/P6Bbjxcj8NaT6nrPA

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瀧本ゼミは、ビジネスと政治という2つの領域へのリサーチを通して、非情で過酷な現代社会を生き抜くための意思決定の方法を学ぶゼミです。現状を分析し、自分なりの仮説に基づいて計画を立て、その計画を実行し、その結果を受けて仮説と計画を修正し、再び実行する。このサイクルは、私たちがこれから現代社会を生き抜いていくために、あらゆる場面で必要とされます。ビジネスと政治という答えのない領域を前にして、各人なりの問題への取り組み方、不定形に動き続ける現実へのアプローチの方法を確立するべく活動しています。議論が好きな方、知的好奇心溢れる方、成長したい方にオススメの自主ゼミです。